高校野球の人気の秘訣はお手軽な感動にあると思う。
長くて2年半、短くて甲子園の期間、もっと短いととある1試合。
テレビに映る試合は俺とは縁もゆかりも全くない県同士の戦いであったが、負けている方をなんとなーく応援してる気分でいると…
という状況があって、負けた方が泣いてたりしてじーんとくる。
それがとってもお手軽だから人気だろうと思う。
プロ野球は来年があったり、シーズンが長く、一試合にかける情熱がどうしても薄くなると思われがちだ。
高校野球は、これで野球やめる子もプロ行く子も色々混ざってるから、「最後」てのが見る人のフィルターになりやすい。
なので、私のようなスポーツしたことないようなキモオタも、自分にはなかった青春なるものを彼らに押し付けて、爽やかな涙を満喫するのだ。
そういうのをカタルシスって言うのだろうが、それは映画や漫画でも可能である。
ただ、映画や漫画は登場人物やストーリーの好みが別れ易いのではなかろうかと思う。
だから、カタルシスを得にくい、気がする。
ついでに、キャラが死んで泣かされるのも悔しいから好きではない。
キャラが死んで悲しいのは当然なので、ストーリー自体に泣かされたワケじゃねェぞぅ!と思うからである。
とはいえもちろん、高校野球などには微塵も興味がない人間が世の中沢山いることはちゃんとわかっている。
ていうか私の周りの人間はみんなそんな感じだろう。
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